介護食士講座・Q&A

介護食士認定資格とはどんなものですか?
介護食士は、内閣総理大臣認定の公益社団法人 全国調理職業訓練協会が、介護にかかわる方々の調理技術を向上させる目的で設けた、認定資格制度です。
要介護者にとって、介護食は生きていくためになくてはならないもの。そのため、介護食に関する知識を得ることは、ホームヘルパーや栄養士、調理師、介護福祉士など介護の仕事に携わる人々に今大変注目されています。
資格の種類は?
全国調理職業訓練協会の「介護食士」は要介護者向けの食事を提供できる専門知識を学んだ人に与えられる資格で、3級から1級まであります。
3級はどなたでも受講できます。2級は「介護食士3級」を取得した方が講習を受けて、1級は「介護食士2級」を取得した後2年以上介護調理の実務に従事した25歳以上の方が講習を受けて試験に合格することで与えられます。
一般の人でも講習が受けられますか?
現在、会員校において、在籍している学生以外でも介護食士講座講習会(3級、2級、1級)が開催されているところもあります。特に3級の講習会はどなたでも受講でき、介護食全般の基礎知識が習得できるので、介護関連の仕事にに就いている方から一般の方まで、幅広い層の受講者に人気があります。
開講のスケジュールを教えて下さい。
講習会開講施設によって、開講時期が異なります。詳しくは各施設にお問い合わせください。
開講施設はこちら(2019.07 リンク切れを修正しました)
どのような授業を受けるのですか?
学科と実習の授業があります。3級の場合、学科24時間、実習48時間です。学科は、「介護食士概論」「高齢者の心理」「医学的基礎知識」「栄養学」「食品学」「食品衛生学」です。実習では、「調理理論・実習」の中で食品の調理特性や調理の基礎を学び実際の介護食の調理法を実習します。
講習会が終了した後に試験はありますか?
講習会修了時に筆記試験と実技試験があります。ただし、この試験を受けるためには、講習会で80%以上の出席が必要です。筆記及び実技の試験は、どちらも60点以上で合格です。
介護食士の講習会は、他の講習会と比べてどのように違うのですか?
一番の違いは内容の充実です。
3級でも受講時間が72時間ありますので、学科・実習ともにしっかりと学習することができます。また、介護食に関することだけでなく、充実したテキストのもと、医学的な知識や心理学、栄養学、食品学といった介護に関連した内容についても学びます。